前回の記事で、プログラミングには「5つの共通概念(変数・型・分岐・反復・関数)」があることを学びました。
あれは言わば、プログラミングの世界共通の「考え方」でしたね。
今回は、それを「JavaScriptという言語(方言)」では実際にどう書くのか、答え合わせをしていきましょう!
※ここに出てくるコードは、ブラウザの「検証ツール(コンソール)」などで実際に動くものです。
目次:JavaScript文法 答え合わせ
1. 変数:箱を作る魔法は「let」と「const」
JavaScriptで箱(変数)を作る時は、let(レット)か const(コンスト)というキーワードを使います。
| 書き方 | 特徴 | 使い分け |
|---|---|---|
| let | 中身を入れ替えられる箱 | 点数やカウントなど、後で変化するもの |
| const | 中身を入れ替えられない箱 (鍵付きの箱) |
消費税率やURLなど、変化しては困るもの |
実際のコード
// letを使った例
let score = 100;
score = 200; // 上書きOK!
// constを使った例
const tax = 1.1;
// tax = 1.2; ← これをやるとエラーになります(守られている!)
※昔のJavaScriptでは var が使われていましたが、今はトラブルの元になるのであまり使いません。
2. データ型:クォーテーションの有無が命
「数値」と「文字列」の区別は、JavaScriptではクォーテーション( " または ' )で判断します。
実際のコード
// 数値(計算できる)
let age = 25;
// 文字列(ただの文字)
let name = "Web Dev Master";
// 真偽値(YESかNOか)
let isRainy = true;
console.log() という命令を使うと、変数の中身を確認できます。
3. 条件分岐:カッコの書き方に注目
JavaScriptの if 文は、丸カッコ () に条件を書き、波カッコ {} にやることを書きます。
実際のコード
let weather = "rain";
if (weather === "rain") {
console.log("傘を持っていこう");
} else {
console.log("サングラスを持っていこう");
}
⚠️注意ポイント:
「等しい」を確認する時は、イコールを3つ === 繋げるのがJavaScriptの流儀です。
(= 1つだと「代入(箱に入れる)」という意味になってしまいます!)
4. 繰り返し:3つの条件セット
for 文は少し書き方が複雑ですが、決まり文句です。
「スタート地点」「ゴール地点」「進み方」の3つをセットします。
実際のコード
// 1から10までカウントする
// (スタート; ゴール条件; 1周ごとの変化)
for (let i = 1; i <= 10; i++) {
console.log(i + "回目のスクワット");
}
let i = 1:変数iを1からスタート。i <= 10:iが10以下の間は続ける。i++:1周終わるごとにiを1増やす(インクリメント)。
5. 関数:functionでレシピ化
処理をまとめる時は function(ファンクション)を使います。
実際のコード
// 1. カレーを作るレシピ(関数)を定義する
function makeCurry() {
console.log("野菜を切る");
console.log("肉を炒める");
console.log("煮込む");
}
// 2. レシピを使う(呼び出す)
makeCurry();
// → これだけで3つのログが表示されます!
応用:引数(ひきすう)を使う
カッコの中にデータを受け渡すこともできます。
function greet(name) {
console.log("こんにちは、" + name + "さん!");
}
greet("田中"); // → 「こんにちは、田中さん!」と表示される
greet("鈴木"); // → 「こんにちは、鈴木さん!」と表示される
まとめ:これがJSの基本形!
いかがでしたか?
前回の抽象的な概念が、具体的な英語のコードになりました。
- 箱を作るなら
let/const - 条件分岐なら
if (...) { ... } - 繰り返しなら
for (...) { ... } - まとめるなら
function ... { ... }
この「型」さえ覚えてしまえば、あとはパズルのように組み合わせるだけで、どんなプログラムでも作れるようになります。
次は、いよいよ画面上の文字を書き換える「DOM操作」に挑戦しましょう!