レイアウトは完璧にできたのに、自分のサイトを見てこう思ったことはありませんか?
「なんか…のっぺりしてない? 教科書通りだけど、ワクワクしないなぁ」
その原因は「奥行き」と「質感」が足りないからです。
現実世界に「完全に真っ平らな物」が存在しないように、Webサイトにも少しの「影」や「色の変化」をつけるだけで、クオリティが劇的にアップします。
今回は、素人感を脱出してプロのようなリッチなデザインを作る、2つの魔法のプロパティを紹介します!
1. 影を操る「box-shadow(ボックスシャドウ)」
デザインに「立体感」を出す最強の武器です。
要素を少し浮かせて見せることで、ユーザーに「ここはクリックできそう!」と直感的に伝えることができます。
基本の書き方
.box {
/* 横のズレ 縦のズレ ぼかし 影の色 */
box-shadow: 0px 4px 10px rgba(0, 0, 0, 0.2);
}
プロっぽく見せるコツ:影は「薄く」する!
初心者がやりがちな失敗は、color: black; のような「真っ黒い影」をつけてしまうことです。
これだと汚れに見えてしまいます。
プロは rgba(0, 0, 0, 0.1) のように、「黒色の透明度を下げた色」を使います。
「影があるかないか分からないくらい」が一番おしゃれです。
2. 色を混ぜる「linear-gradient(グラデーション)」
単色(ベタ塗り)の背景も良いですが、グラデーションを使うと一気に華やかになります。
background-color ではなく、background-image(または単に background)プロパティを使う点に注意してください。
基本の書き方
.gradient-box {
/* 右に向かって、青から水色へ変化 */
background: linear-gradient(to right, #00c6ff, #0072ff);
}
to right(右へ)、to bottom(下へ)、45deg(斜め45度へ)など、向きも自由に決められます。
参考サイト: WebGradients
実践:思わず押したくなる「最強のボタン」を作ろう
では、「影」と「グラデーション」に、以前習った「角丸(border-radius)」を組み合わせて、モダンなボタンを作ってみましょう。
このコードはそのままポートフォリオに使えますよ!
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<style>
body {
padding: 50px;
background-color: #f4f4f4;
font-family: sans-serif;
}
/* 共通のボタンスタイル */
.btn {
display: inline-block; /* 幅と高さを指定できるようにする */
text-decoration: none; /* リンクの下線を消す */
color: white; /* 文字色 */
font-weight: bold; /* 太文字 */
padding: 15px 40px; /* ボタンの大きさ(内側の余白) */
border-radius: 30px; /* 3. 角を丸くする(カプセル型) */
transition: 0.3s; /* 変化をふわっとさせる(次回詳しく解説!) */
}
/* オシャレな装飾を追加 */
.btn-primary {
/* 1. グラデーション(ピンク〜オレンジ) */
background: linear-gradient(to right, #ff512f, #dd2476);
/* 2. 影(ふんわりした影) */
box-shadow: 0 4px 15px rgba(221, 36, 118, 0.4);
}
/* マウスが乗った時の動き(おまけ) */
.btn-primary:hover {
transform: translateY(-2px); /* 少し上に浮き上がる */
box-shadow: 0 6px 20px rgba(221, 36, 118, 0.6); /* 影を濃くする */
}
</style>
</head>
<body>
<!-- ただのリンク -->
<a href="#">普通のリンク</a>
<br><br>
<!-- プロ級のボタン -->
<a href="#" class="btn btn-primary">お問い合わせ</a>
</body>
</html>
まとめ:脱・のっぺりデザイン
いかがでしたか?
たった数行のCSSを追加するだけで、画面にリッチな雰囲気が生まれましたね。
- box-shadow:
rgbaを使って薄く、広くぼかすのがプロの技。 - linear-gradient: 同系色の濃淡(濃い青と薄い青など)でまとめると失敗しない。
ただし、どちらも「使いすぎ」は厳禁です!
ここぞという注目ポイント(ボタンやヘッダーなど)に絞って使ってみてください。