RPA(Robotic Process Automation)を学び始めたばかりの頃は、「結局、どんな業務をロボットに任せればいいの?」という疑問にぶつかりがちですよね。
そこで、「RPA化で効果が出やすい業務の具体例」を特集しました。UiPathの「モダンデザイン」の強みも交えながら、明日から使えるアイデア集としてまとめています。
RPAは「デジタルな事務員さん」です。以下の4つの条件が揃う業務は、RPA化の絶好のチャンスです!
- ルールが決まっている(判断基準が明確、手順書がある)
- 繰り返しが多い(毎日、毎週、あるいは大量のデータ処理)
- データがデジタル化されている(Excel、PDF、Webシステムなど)
- ミスが許されない(人間だと疲れてミスしやすい作業)
1. 経理・総務部門:請求書の処理と交通費精算
経理部門は「ルールベース」かつ「大量処理」の宝庫です。
📋 業務シナリオ
- メールで送られてくる請求書(PDF)を特定のフォルダに保存する。
- PDFの内容(取引先名、金額、日付)を目視で確認する。
- その内容を会計システムやExcelの管理表に転記する。
UiPathでのアプローチ(モダンデザイン)
この業務は、Excelとメール、Web/デスクトップアプリの連携が得意なUiPathの独壇場です。
- Excel ファイルを使用 管理表への書き込みに使用。
- Outlook 365 / デスクトップ版 Outlook メールの添付ファイル保存に使用。
- アプリケーション/ブラウザを使用 会計システムへの入力に使用。
モダンデザインの「オブジェクトリポジトリ」を使えば、会計システムの画面項目(入力欄やボタン)を登録しておき、画面レイアウトが変わっても修正が容易になります。メンテナンス性がぐっと上がりますよ!
2. 営業・マーケティング部門:Webサイトからの競合調査
Webサイトから情報を集めてくる作業(Webスクレイピング)も、RPAの鉄板業務です。
📋 業務シナリオ
- ECサイト(Amazonや楽天など)や競合他社のサイトを開く。
- 特定の商品カテゴリーやキーワードで検索する。
- 表示された商品名、価格、URLを1件ずつコピーし、Excelリストに貼り付ける。
UiPathでのアプローチ(モダンデザイン)
これを人間がやると数時間かかりますが、ロボットなら数分で終わります。
- 表データを抽出 (Table Extraction) モダンデザインの強力な機能です。Web上のリスト形式のデータを、ウィザード形式で選択するだけで一発で取得できます。
- 繰り返し (各行) 取得したデータテーブルの各行に対して処理を行います。
モダンデザインは、Webページの読み込み待ちを自動で判断してくれるため、「画面が出る前にクリックしてエラーになった」という初心者によくあるトラブルが起きにくいのが特徴です。
3. 人事・IT部門:入社手続き・アカウント発行
新入社員が入るたびに発生する、複数のシステムへの登録作業です。
📋 業務シナリオ
- 人事部から「新入社員リスト(Excel)」を受け取る。
- その情報を元に、社内システム・経費システム・Windowsアカウント等を一括作成する。
- 作成完了後、本人に「アカウント通知メール」を送信する。
UiPathでのアプローチ(モダンデザイン)
「入力ミス」が許されない業務こそ、ロボットに任せましょう。
- 文字を入力 (Type Into) Excelから読み取った氏名やIDを各システムに入力します。
- クリック (Click) 「登録」「次へ」ボタンを押します。
- 検証 (Verify Execution) モダンデザイン特有の機能で、クリックや入力が正しく行われたか(画面が変わったか)を自動でチェックできます。
💡 逆に「向いていない」業務とは?
失敗しないために、RPAが苦手なことも知っておきましょう。
| 苦手な業務 | 理由 | 対策 |
|---|---|---|
| 手書き文字の読取 | 精度が100%ではないため、確認作業が必要。 | 「AI-OCR」という別技術と組み合わせる。 |
| 複雑な判断 | 「良さそうな画像を選ぶ」「空気を読んで返信する」は不可。 | 判断ロジックを数値化してルール化する。 |
| 例外だらけの業務 | 「Aの場合はこう、でもB部長の案件だけは別」のような暗黙知。 | まずは業務フローを標準化・整理する。 |
🚀 次のステップ:あなたは何から始めますか?
上記の例の中に、ご自身の業務に近いものはありましたか?
もし「これを自動化してみたい!」というものがあれば、ぜひ挑戦してみてください。
「Excelの転記作業についてもっと詳しく知りたい」
「Webサイトからのデータ抽出の具体的な手順は?」
など、気になることがあればお気軽にUiPathメンターに聞いてくださいね。その業務専用のワークフロー作成手順をステップバイステップで解説します!